特定非営利活動法人

 碧い海の会
「伏せ焼き窯づくり」を支援 in 豊後大野市犬飼町|トップに戻る

大野川流域ネットワーキング 柴北川を愛する会さんとのつながり
豊後大野市犬飼町にて、「伏せ焼き窯」づくりの支援をさせていただきました。

平成24年1月28日(土曜日)伏せ焼き窯の焚口設置から、試運転まで作業を行いました。

「伏せ焼き窯づくり」を支援 in 大分県豊後大野市犬飼町
豊後大野市犬飼町

より大きな地図で 柴北川を愛する会さんの広場 を表示
<豊後大野市犬飼町@千束地区>

この日の天候は、曇り。雨が降らずに作業ができ一安心。会のメンバーが当日3名参加させていただきました。

山に竹林が、荒れ生えています。竹林伐採、廃材を窯に入れ、炭にするため、「伏せ焼き窯」を作ります。

山々をきれいにしながら、この場所を憩いの場所に。この場所は、眺めが良く天気が良いと山々がきれいに見渡せます。(この日は、曇りでしたのであまり見通せませんでした。残念。)

今回は、伏せ焼き窯を2つ作りました。事前に、窯を重機と手で掘っていました。

広場からの見通し(南方)
伏せ焼き窯のイメージ
側溝をはめ込む
<伏せ焼き窯の姿>

伏せ焼き窯のイメージが、←の写真です。
窯の大きさ:縦(奥行き)2.2m横1.2m深さ1.0m

@枠線で、囲まれている所が窯となります。
Aは、焚口の位置。隙間に側溝をはめ込みます。
Bは、焚口入口。 火を焚きやすいように足場(階段)を作ります。(写真は、階段を作る前)

<側溝を隙間にはめ込む>(写真左下)
隙間を大きくし過ぎないように注意します。ポイントは、窯への隙間を無くすこと(最後、完全密閉します)

<側溝上にブロックを積み空間を埋める>(写真↓)
側溝の上部は、空いているためブロックで完全密閉します。

側溝の上にブロックを積む
窯に竹・材木を入れる
鉄板でフタをする
<窯にフタをする>

今回、初めて窯に火を入れます。そのため、まずは「窯を作る・焼く」ことを念頭に入れて作業をします。
本来の手順は、以下。

  1. 窯に竹・木材を入れる
  2. 鉄板と土でフタをする(穴は焚口だけ、完全密閉)
  3. 焚口から火を入れる

初回は、例外。重複しますが、窯焼きが目的です。

<煙突は、空気が通るように設置>
地に煙突の先端をつけないように、少し浮かせて設置します。

煙突は浮かせ、空気が通るように
空気を遮断する
立ち入り禁止策
<空気遮断・立ち入り禁止策・階段づくり>

<空気遮断>
火を入れると空気が漏れているのが、見てわかりますので土で覆ってください。

<立ち入り禁止策>
窯の上には、鉄板と土を敷いています。ヒトが上に乗って歩かないように安全策を設けます。

<階段づくり>
焚口で作業をする際、階段がないと何度も段差を行き来しなければいけません。「体がもちません(笑)」
もちろん手作業ですが、一つ一つ手彫りで階段を作ります。 一人が、土を削り。一人が、土を取り出します。

階段をつくる
猪肉を外で食べる
外で昼食
<外で食べると美味しい>

お昼は、みんなで猪肉を囲みました。

「こりゃ、美味いわ〜」と皆さん楽しそうに、いつまでも昼食を楽しんでいました。

焼肉用に準備していた側溝をストーブに、使ってしまいました!!
ロケットストーブ側溝タイプのできあがり

側溝でロケットストーブ
窯作りと無煙炭化器
無煙炭化器フル稼働
<無煙炭化器フル稼働>

無煙炭化器については、
当会ホームページでもご紹介しています。
竹炭づくりに無煙炭化器を活用(動画あり)

枯れた竹を無煙炭化器で焼いています。
ものすごい炎が出ます。これが熱い。
焼いている間は、良いのですが、焼き終えてからが大変。 無煙炭化器内に炭がたまった後の取り出し作業が、一苦労です。

作業とは、炭をドラム缶に移すこと。スコップで炭を拾い上げるのに、顔が焼けそうになります。 そのため、フェイスカバーを取り付けて作業を行います。これで多少熱さ対策をします。

フェイスカバーと無煙炭化器
当会古城が挨拶
無煙炭化器フル稼働
<ご挨拶>

当日は、お疲れさまでした。無事に作業も進み一安心です。これから何度か、炭焼きを体験して頂き、この場所を居心地の良い空間を作り出せるよう願っております。

平成24年2月7日、柴北川の皆さんが、竹中憩いの広場に遊びに来てくれました。有難うございました。広場を散策して頂き、色々なものが見えたかと思います。昔を体感している方々が多いので、 特に説明もなく散歩だけで十分でした。

「今、我々自身、伝えられる者が伝えていきたい」そんな会話をしつつ未来を語り合いました。

また、いつでも遊びに来てください。
ありがとうございました。

竹中憩いの広場 いろりの間にて
inserted by FC2 system