炭焼き窯の作り方について
4 窯のドームを作ります(前編)
炭焼きをするように、ドーム型に材木(炭の材料となる原木)を積み上げ その上に灰土を置いて、最後に窯に火を入れ、ドームを焼き固めます。 |
@ 窯の底部分に割った孟宗竹を敷き詰め、空気の通りをよくしました。 また、煙道(壁の黒い部分)の前にはこの部分の壁が壊れるといけない ので、丸太を2本立てかけて保護しました。なお、内壁に四角い穴が ありますが、これはお花炭作りに使うスペースです。 ※ お花炭は、菓子箱などのスチール缶に松ぼっくり、竹の枝、木の葉、 カボチャなど好みの材料を入れて焼いた装飾用の炭のことです。 |
A 原木を隙間の無いように立てていきます。ちなみに原木の長さは 73cm。この長さは、今後炭焼きを行う時も同じ長さです。 |
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B すっかり前面に立て終わりました。 |
C これからの作業で動かないように、焚口上部の灰石の前に杭を打って 固定しているところです。この辺は、なかなか細かいところですね。 |
D さらに原木をのせていきます。今度は寝かせていますが方角にご注意 ください。 |
E 角の部分はチェーンソーでカットして形を整えます。これも細工の 細かいところです。 |
F 出来上がりを考えて下部に大きな原木を、上部には小さい原木を のせています。 |
G 小さな木切れを乗せて、納得できる程度にドームの原形が出来 上がったようです。 |
H ドームの上に慎重にコモを被せます。できるだけ丈夫な布が必要です。 |
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I コモの上に用意した灰土(全部で2俵程度)を30cm程度の厚さ に乗せていきます。袖の部分の形にご注意ください。なお、天井は やや薄く、下方はやや厚くします。 ※ 灰土はあらかじめふるいにかけて、少量の石灰と少量の水を加えて います。水は多すぎるとよくないようです。 |
3 焚口、煙道、蒸発装置を作る ← |
→ 4 窯のドームを作る(後編) |