炭焼き窯の作り方について
3 焚口、煙道、蒸発装置を作ります
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@ (左写真) これは焚口です。用意した3つの灰石を上手に組み合わせることができ ました。焚口の幅は大人がやっとくぐれる程度です。 A(右写真) これは焚口の石の全面を補強しているところです。 |
B 焚口と反対側の縦の溝は煙道で、写真上部には炭焼き時に使用する 煙突(土管)が見えています。 |
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C 煙突の下の部分から溝が中央部の円形の穴に続いています。炭焼き時 には、薪から大量の水分が煙道に出てきて窯の内部にたまります。 円形の穴は、その水分を蒸発させるための装置です。 |
D 煙道をより詳細に見てみましょう。煙道の縦穴を作るために溝の 手前に灰石を積み上げ、表面には赤土を塗って(叩きつけて)行き ます。 赤土には石灰を少量混ぜています。なお、煙道の下部から 鉄パイプが敷設されていますが、これは水を蒸発装置に導くための パイプです ※赤土には少量の石灰を混ぜて、こぶしの半分くらいの団子をつくり 投げて叩きつけます。これは接着効果を増すための昔からの方法です。 |
E 煙道の最上部です。 |
F 最上部の写真をさらにもう1枚。 |
G 煙道下から蒸発装置までパイプを敷設した場面です。パイプの周辺 にも灰石のかけらを置いて、水の通りをよくします。灰石のかけらの 周辺には小石を詰め、その上に新聞紙で覆いをし、赤土をかぶせて 完成です。 |
H これは煙道が完成した写真です。 |
I 煙道の前で、火を焚いています。煙の通りが良いか確かめるためと、 周辺を固めるためです。 |
2 窯の穴掘り ← → 4 窯のドーム作り(前編) |